


[ 根太追い(貧乏神追い) ] 一月十六日の行事の一つ。 朝食前に唱え文句を唱えながら、豆殻で座敷から前の口(玄関)まで掃き、更に門口まで掃いて行き、その豆殻をその場に於いて後を振り返らないで帰る。 *唱え文句は「根太腫物ぶっ飛ばせ、貧乏神あっちゃ行け、福の神こっちゃ来…
[ 生り木責め ] 小正月(一月十五日)行事の一つ。 去年結実が悪かった生り木(柿、栗、林檎、梨等)の根元を、その家の主人が斧等の刃物を持って「生るか、生らねぇか、生らねぇば切るぞ」と言って木を切る真似をする。この仕草を見ている家の人(特に子供達)が「成ります…
[ 野立て(野は立て) ] 小正月行事の一つ。 栗の木の小枝に、胡桃の木若しくはたらの木を削って、或は藁で花(果実の成る花)を十二個(閏年は十三個)作って付け、それを長い竿の先に笹竹と飾り付けて高く咲かせ、竿の高い箇所から二方若しくは三方に縄を張って支え、その縄に藁で…
[ 法螺貝吹き ] 小正月(一月十五日)行事の一つ。 朝早くから法螺貝(貝が無い場合は桐の木をラッパ状に刳り貫いたもの)を戸外に向けて吹き鳴らした。これは、「待っていた小正月」と言う事を皆に知らせる事と、悪病を追い払うためとされた。 東和町史編纂委員会[編]…
[ 鳥追いの時の唱えごと ] 小正月十五日夕方 朝鳥ホィ・ホィ 夜鳥ホィホィヨーホィ 世中のよい時は 鳥も無いじゃホィホィ よくない鳥があるならば 頭割って塩して 遠土さ流すじゃ ホーイホーイ 田瀬の歴史編集委員会〔編〕『田瀬の歴史(合本)』(田瀬地域コミュニティ会議 …