過去と未来を今につなぐ


いま、ふるさとには、

トンボやドジョウやスズメさえのんびりと棲めないところが多くなった。

それは、やはり人間も住みづらくなっているということだ。

そのことを、そのまま皮膚をナイフで切られた傷のように

感じる人は実に少ない。

折り合いの上手い理屈を考えるより、失った心の痛みを感じる方が

はるかに難しいことだ。

しかし、まだ

自然にも人間にもしたたかな、自浄作用や再生能力が備わっているはずだ。

今こそ、手遅れになる前に喪失しがちなふるさとの未来のために

あなたの思い出と知識のすべてを記録収集して、ふるさとの遺産として残したい。


「花巻物語事典」とは、ウェブサイト上で花巻のふるさとの歴史、記憶、知識などをすべて取り込み、

地域の子供から老人までみんなでふるさとを語り合い、記録していく、
投稿型世代交流システムの構築事業です。



ふるさと遺産研究所    

創設者 鹿川 博司